1つ目は、交差点や曲率の高いコーナーを曲るときにホーンが「ププッ」と、時には「ビーッ!」と鳴ってしまうこと。停車中にハンドルを強めに右や左に押し付けてみると音が出る。どうもスイッチプレートではなくボス周辺に原因がありそうな気配。
2つ目は、ハンドルをきるとカラカラカランとスポークの裏側がどこかに当たっている音がすること。これは注意深く見ているとワイパースイッチレバーがステアリングに近すぎて当たっていることがすぐに判明。
ということで、またもやステアリングとボスを外してチェックしてみると、一つ目の原因はボス側にありました。
ボスとコラム側接点のカドとのクリアランスがギリギリのようで、駐車場などの低速で重ためのステアリングを切る時や、ステアリングにもたれかかるような持ち方をしてシャフト全体がわずかにたわんだ時、コラム側の接点に接触して音がすると想像出来ます。幸いグリスはカドにしか着いていないので、この辺りを全周にわたって面取りすれば済みそうです。
見えないところなので、銅色の接点を傷つけないように注意しながら、強力なドリル用ヤスリでざくざくとカドを削っていきます。
グリスの付着具合から見てこんなもんでしょう。続いてワイパースイッチレバーに取りかかります。できれば傷を付けたくないので少し曲げてみようと試みましたが、レバーは鉄製でしっかりしておりビクともしません。干渉具合は音がするもののレバーが倒れるほどは接触していないので、少し削れば大丈夫と判断して、同じくドリル用ヤスリで削ってしまいます。
こんな感じ 勿体ないとお怒りの方も居るかも。削って銀色の地肌が出た部分は躊躇なく黒マジックでキュキュっと塗りつぶし。どうせスポークで隠れてるんだから気にしない〜。
こうして元通りに組み付けたところ目論見通り症状は出なくなりました。修理のプロではないので、こういうことが予想通りに進むと無性に気持ちがいいもんです。
以上でステアリング取り付けはおしまい。
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