優しい空気につつまれる
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でもそうしたホノボノしたムードとは裏腹に、ショップや企業からの協賛はとても豪華なのでした。どこもかしこもパンダづくしなわけですが、なんというか「パンダ命」とか「うちのパンダ最高!」みたいなひとが居ないので、じつにゆったりとした空気が溢れてるんですねえ。
今年も無事に大原屋さんのカレーを手に入れ、非常用に持ってきたカップヌードル(カレー)は昨年同様、杞憂におわりました。今回は茄子が入って夏野菜カレーな感じ。辛さがいくぶんマイルドになりましたが、相変わらずの優しい深みをともなって、瞬く間に胃袋に納まります。
もうとにかく、同じカタチのものがズラッと並ぶこの快感。ちなみに今回はフリマを一生懸命やらせていただきまして、昨年とはうってかわってパンダの写真、ぜんっぜん撮ってません。ウチの青ロバ号を売ろうと決めてやってきたので、なんというか精神的に偏っていたのかもしれませんが。
人気を博した大衆車というものは、得てして2代目に対して多大なプレッシャーがかかる場合があります。Nuova Pandaは、先代のカタチを焼き直すことよりも、小型車プラットフォームをしっかり煮詰めて、便利に使い倒すことを考えたカタチと言えるのではと思っています。だから、四角いパンダのカタチを愛でるココロには響かない場合もあるでしょうが、小さくて、楽しく運転出来て、便利に長く使えるクルマ、という目的で選んだときにしっかり最終選考に残るんじゃないかと思うのです。それは、パンダを名乗るに相応しい資質ではないかなと。
なんと、ジョルジエット・ジウジアーロ氏本人から!パンダリーノ2010に対して!公式コメントが!これは嬉しかった。参加者に配られたパンフレットには、ちゃんと原文と日本語訳が掲載されていました。
これまでにも雑誌のインタビューなどで何度か氏のパンダに対する気持ちを読んだことがあります。氏にしてみれば、最終的にこういうカタチで愛されるとは想像もしなかったでしょうが、彼の偉大なキャリアの中でも思い出深い1台であることは間違いないようです。
パンダリーノ2010 1 2 3 4 5 6