読んだことはないんだが
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以前から映画やドラマの台詞まわしに違和感を覚えることが多く、特に女性の「~だわ」とか年寄りの「~じゃ」とかの形骸化したのが気に入らなかったんですが、藤山直美の関西弁や所作にはものすごいリアリティを感じてしまいました。
なんと表現したらいいか解りませんが、例えば実際の会話で台本みたいに人物が順番に言葉を発することはあまりなく、自分の語尾と相手の話しはじめが若干重なっていたり、言葉の音量が途中で下がって独り言になったりする事があるじゃないですか。あと焦ると同じ事を何度も言ってしまうとか。そういうところをキチンとやるには役者の力量とかが大事になるんでしょうが、他の出演者もベテラン&個性派揃いで見ごたえ充分。それでいて物語自体はすごくベタな喜劇になっている(例えば食事のシーンが毎回同じとか、職場の人間関係とか)というバランス感覚もまた、たまりませんなあ。
時代設定は主に戦後で、古い町並みはCGで再現してあったりしてこれまた楽しめます。じつはキチンと見られなかった回もあるんですが、朝ドラは土曜にまとめて1週間分放映するので、録画しちゃうかなあ。