ふたつの石をもつ男
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1週間ほど前に、商工会関係の研修で舞浜の某ホテルへ行きました。ずっと電車での移動だったんですが、東京駅で京葉線へ乗り換えるときの長い通路とか、途中の徒歩の区間でどうにも腰が痛い。かばんを持ち替えたりすると痛みが変わったりして「さては腰痛か?」なんて考えが頭を行き来しつつも、電車で移動したり講演聴いたり食事したりと座っている間は痛くない。何だろうかと軽く悩みつつも夜は宴会したりして遅くに帰宅しました。
ヨメさんに腰を揉んでもらったりして更にネット見たりしつつ夜更かししていると、痛みのボリュームがググッと上がってきたので観念して寝始めましたが、どの体勢でも痛みが変わらない。そのうちボリュームはガンガンあがり、とうとう耐え切れずに寝ていたヨメさんを起こし、「ぬおおおお」と呻きつつ救急病院に連れて行ってもらいました。
当直は外科医さんでしたが、尿検査の結果を見るなり「ああ、尿管結石だね」。腰痛を疑っていたところに叩きつけられた内科的事実に頭は混乱し、痛みと発汗量はいきなり倍になりました。なんたる逆プラシーボ野郎(笑。
翌日、泌尿器科で再診するも前日の所見と変わらず、エコー検査では腎臓の腫れを、レントゲンでは石らしき2つの影を確認。内臓疾患とあらば絶対安静!食事制限!酒もダメかすわ入院か!と恐慌していると「まあ、大量に水を飲んでいただくのと、激しい運動ですね。階段上り下りとか走るとか」と先生。具合悪いのに納得いかねえ~!しかし石の大きさからして超音波破砕や手術は必要なく、尿と一緒に出るのを待つ以外にこれといって治療はないようです。食べ物も特に制限は無く、帰ってから身近にいる石経験者に片っ端から連絡を取ると、ほぼ全員が「ビール飲め!ビールだビールだ!」と言う(笑。
かくして、たまに襲ってくる痛みを薬でかわしつつ、いつの日か便器に「カラーン」という響きが鳴り渡ることを願って、今日も水を飲んでは階段を2段飛ばしで上り下りしているのでした(笑。